「カリグラフィー」という言葉は「美しい書き物」を意味します。
長い歴史とともに たくさんの書体を生み出してきたカリグラフィーですが、
その中でも 傾斜やスペーシングの均一な「カッパープレート体」が一番メジャーな書体と言っていいでしょう。
カッパープレート体は 洋書やペーパーアイテムのデザインなどでも多く使われており、デジタル文字としても浸透しているクラシックな書体の一つです。
そのカッパープレート体の形を基にアレンジを加え、デザイン性を持たせた文字、それが「モダンカリグラフィー」です。
カリグラフィーのフリースタイルとも言える、新しく そして自由な書体です。
私は 10年間携わったウェディングプランナーの仕事の中で、モダンカリグラフィーと出会いました。
華やかなパーティーシーンだけでなく、日々の暮らしも彩ってくれるモダンカリグラフィー。
繊細で奥が深く、変化し続けるその文字に、私自身ずっと魅了され続けています。
モダンカリグラフィーには厳格なルールは存在しません。
道具の正しい使い方や技術を習得できれば、自由に文字のアートを表現できるのです。
正解のない文字を書くということの難しさも含め、モダンカリグラフィーを楽しんでいただけたら嬉しいです。